九州に阿蘇火山の他にどんな火山があるの?

2016年4月21日

約1万年前以降に活動したことのある火山を「活火山」と呼びます。九州には阿蘇火山の他に桜島や雲仙など、有名な活火山がたくさんあります。その 並び方は、大きく2つに分けられます。一つは、大分県の鶴見岳~由布岳~九重~阿蘇~雲仙の並びで、もう一つは阿蘇~霧島~桜島~開聞岳などのものです。

それぞれの並びは、太平洋側からやってくる「フィリピン海プレート」と呼ばれる板状の岩体が九州の地下に潜り込むことに関係があると言われています。

阿蘇火山については、この2つの火山の並びが交わった場所にあるためか、他の火山と比べてマグマの成分が複雑であることがわかっています。

日本列島やユーラシア大陸をのせた大陸のプレート(岩盤)の下に、海洋のプレート(フィリピン海プレート)が潜り込むことによって、その境界付近で地震が発生したり、マグマが生まれたりします。